◯委員(大井としひろ) 今回のこの異議申し立てということで,これに関しまして,神戸市はこういう形でされましたけど,今後,この建物,要はね,ここは須磨海岸の,それこそオーシャンビューのすばらしい眺めのいいレストランで,私,何度も参っておりますけれども,ここは今後どのようになるのか,ちょっとそれだけお聞かせいただきたい。

◯吉井みなと総局長 大井委員おっしゃられるように,これはなかなかロケーションもよくて,いい場所でございます。ただ,季節の影響を結構受けますので,なかなかレストランの営業は難しいと思っています。
 実は,私ども,この申立人のほうに感謝はしておるんです。実は,なかなか厳しい中で営業をしていただいて,須磨海岸への集客をしていただいとる。ただ,もう少ししっかり対応していただかなければ,これはやっぱり示しもつきませんので,今回,こういう手続に入っております。
 今後につきましても,やはり集客を目指した施設の誘致ということで,漏水の改修工事が終われば,再度,誘致していきたいと考えております。

◯委員(大井としひろ) 要は,この申立人の方は出ていかれるんですか,どういうことになっているのか,そこを聞きたいんですけど。

◯片山みなと総局みなと振興部長 現状では,今現在も営業をされてるという状況でございますので,我々としては建物の明け渡しの訴訟の提議をしておるという状況でございまして,今後,裁判の中で我々の主張をしていきたいと考えております。

◯委員(大井としひろ) そういう裁判とか,そういうことになっていくと,結局,この須磨の海岸がどんどんどんどん私たちが思っていることと違うほうになっていく。やっぱり,こういうところというのは,こういう方々とよく話し合うとか,そういう特別室も何回か行きましたけど,会議室みたいなとこですよ。特別室ってどういうのが特別室というのかようわかりませんけど,そういう会議室みたいな部屋だったら,それぐらいちゃんとお話しすれば,お貸しすることが可能やったんじゃなかったんかなと思ったりもしてます。
 だけど,今みたいな話になって裁判になってということになると,あそこでどんなことが起きるかといったら,神戸市は何とかで変なことになりかねへんかなと思ったりもしたり,まさにあそこは水族園の前,そして,シーパル須磨や須磨海岸という,そういう4つのつながりの中の大事な場所なんですよ。そこが,そういうイメージダウンでというようなことになるんであれば,これは早期に解決してほしい。本当に,ただいがみ合ってというようなことで長期のことになると,ますます神戸の須磨海岸のイメージというのは悪くなってしまうんで,ぜひそのことだけはやはり話し合いは誠意をもって開襟して話をしないと,何がどうやったというのもあるんでしょうけれども,やっぱりそこは裁判でということになってしまうと,これはまた場所が場所なんで,よく考えていただきたいと思いますけども,局長,ちょっともう1遍答弁してください,局長。

◯吉井みなと総局長 実は1年以上前から,相手様とはお話をさせていただいている状況でして,なかなか納得されないということで,現在も営業をされていると。
 先ほど申しましたように,私ども進出いただいたときは大変感謝しておって──須磨のヨットハーバーに1つの集客施設ができたと喜んでおったんですが,その後の経営状況というか,経営状況じゃなくて私どもの施設の管理,使用許可をしている範囲の中できちっとやっていただいて,必要な手続をやっていただければよかったのですが,どんどんその辺がちょっとずさんになられたということで,1年以上も前から──現在で言ったら1年半前でしょうか,ずっとお話をさせていただいておったんですが,なかなかこれに応じていただけないということで,私どもは現在はやむなく手続に入っていると,そういう状況です。委員がおっしゃられるように,イメージダウンもつながりますので,この手続については早期に決着していきたいとは思っております。
 以上です。