(午後2時2分開会)
◯委員長(大井としひろ) ただいまから大都市行財政制度に関する特別委員会を開会いたします。
 本日は,大都市制度をめぐる動向等についての当局からの報告及び大都市制度に関する参考人からの意見を聴取するため,お集まりいただいた次第であります。
 なお,午後3時より参考人からの意見聴取を予定しておりますので,効率的な委員会運営に御協力いただきますようお願いいたします。
 最初に,自由民主党さん,民主こうべさんから,本日の委員会の模様を写真撮影したい旨の申し出がありますので,許可いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。
 (「異議なし」の声あり)
◯委員長(大井としひろ) それでは,許可することにいたします。

(企画調整局)
◯委員長(大井としひろ) それでは,これより企画調整局の審査を行います。
 報告事項1件について当局の説明を求めます。
 局長,着席されたままで結構です。
◯大谷企画調整局長 よろしくお願いいたします。それでは,大都市制度及び関西広域連合につきまして,御説明申し上げます。
 お手元にお配りしております委員会資料の1ページをお開きください。
 1大都市制度に関する動向について御説明申し上げます。
 まず,(1)多様な大都市制度でございます。
 1)現行の指定都市制度についてでございますが,指定都市は人口集中,産業集積に伴い,大都市特有の財政需要を抱えております。一方で,少子超高齢化など,社会経済情勢の変化に伴い,大都市が果たす役割はますます重要となってきております。そのような中,現行の指定都市制度は,50年以上前に暫定的に導入された制度であり,事務・権限や財政措置が不十分であるなど,制度的な課題が多く,大都市の潜在能力を十分に発揮できない制度となっております。
 2)多様な大都市制度でございます。1)特別自治市でございますが,神戸市を含む政令指定都市では,現行の指定都市制度を抜本的に見直し,現在,国や道府県の事務とされている事務も含め,地方が担うべき事務の全てと,必要となる税財源を大都市に一元化する新たな大都市制度,特別自治市の創設を提案しております。基礎自治体優先の原則のもと,市域内の事務は指定都市に一元化することで,二重行政が解消されると同時に,指定都市が柔軟かつ迅速に住民に身近な施策を展開することで,住民に対し,よりよいサービスが提供できると考えております。