◯委員(大井としひろ) 済みません,少し聞かせていただきたいと思います。
 今の運営費とか物件費とかいろいろありましたけれども,利用率というのはどうなんですか。例えば鶴甲会館の大きさというんか,部屋の数とかいろいろあるんだと思うので,その辺の利用の率というのは現状どんなふうになっているんでしょうか。

◯小椋みなと総局担当部長 利用率で申し上げますと,22.7%というところでございます。会館,大きい会館4会館ほどございますけども,渦森会館で申しますと24.9%,それから高倉会館は48.1%,それから名谷南会館が26.7%というような形が26年度の利用率でございます。

◯委員(大井としひろ) 今,高倉会館と出ましたんですけども,高倉会館も,まあ言や,ニュータウンの中のそういう会館ですけども,結構コンパクトにできておりまして,50%ぐらい使ってる,もっと使ってると思ったんですけれども,これぐらいなのかと。
 今回の鶴甲会館の利用率というのはやっぱり低いのかなと,というか,私もお聞きすると,高倉会館というよりももっとでかいというか,相当大きな建物で構成されているなと。今状況を見ると,どんどん高齢化もあって利用率も減ってきておるというようなことを考えますと,もっと効率のいいつくりというか,やはりそれも必要かなと,多分皆さん方もそう思っておられるんじゃないかなと思います。
 先ほどの収入・支出というような話がありましたけれども,この辺ももう少しコンパクトで,利用率を高めていただいたら,この辺の収支というのもどうなのかなというのと,先ほどの陳情の方の中にも,赤字になったらどうなんねんみたいな,そんなところというようなこともありましたので,その辺のところの見込みみたいなものもちょっとお聞かせいただけませんか。

◯小椋みなと総局担当部長 済みません,先ほどから申してますように,再整備を考えておりまして,その際にはやはり今の利用率,あるいはどんな活動が必要なのかというような話を聞いた上で,その実態に合うたような形の面積とかレイアウト等を考えていきたいというふうに思ってございますので,その中で赤字にならないような形の管理,会館運営ができるようなものをこれから検討していきたいというふうに考えてございます。

◯委員(大井としひろ) 要は,先ほども局長のほうから,地域住民の皆さん方の自主管理を前提に廃止するのではなく再整備する方向で連合自治会等と協議というようなお話もありました。きょうも連合自治会とか,ふれまち協の皆さん以外の皆さん方がきょうお話しされたんですけれども,やっぱり皆さんもこれを存続するということには異論はないということで,それをつくりかえるのかどうなのかとか,場所がどうなのかとかいろいろ御意見はおっしゃっておられますけれども,最終的には地域の皆さん方でお話をよくしていただいて,みなと総局の当局の皆さん方もそれなりにお聞きをしていただいて,どういう方法が皆さんの中でまとめていただいたらというようなことを今も御答弁いただいておりますので,僕らもなかなか地域でいろいろな御意見は御意見としてお承りはしますけれども,やっぱり自分たちの地域は自分たちで守り育てていくというまちづくりが,やっぱり最終的には地域として成り立っていくためには最優先に考えていただかないけないと思いますと,やっぱり地域の皆さん方で,たまたま今回は鶴甲会館の存続ということで意見の対立が今あるんでしょうけども,今後ね,自分たちのまちどうするんだという,そういう意見をみんなでまたたたき合えるようなそういう会館,場をつくっていただいて,実は私は須磨ですので,高倉会館では,あすを考えるということでワークショップを熱心にやっておられます。自分たちのまちどうしようと,若い子に来てもらうためにはどうしようと,小ちゃい子供さんたち,どうやって育てていこうと,私たち高齢者も安心して住めるまちにするにはどうしようということで,今,高倉,須磨のほうはそんな話で今持ち切りなんですよ。
 そう考えますと,今回鶴甲のこの話を聞いたときには,順番に陳情が3連発で出てきましたんで,大変ショックを受けているというのが実は私の心境です。そう思いますと,この話はそれなりに皆さんでもう1度地域で熱心に討議していただいて,そしてその先に見えてくるものというのがあるはずなんで,そちらのほうにどっと力を傾注していただけるような方向で,みなと総局の皆さん方も一緒になって相談に乗っていただけたらなと,そういうことで,要望いうことで終わります。